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事例

弊社が法人化する前に取り扱った事例を、紹介させていただきます。

製造業

状況 本業では一定の利益を出していたものの、事業の多角化を目指して始めた直営店の小売店展開に失敗。小売店は撤収したものの数千万円の赤字を出したことにより、新規の借入が困難になるばかりか既存の借入の返済も滞っていた。
対応 企業診断のところ、根幹業務では黒字であることから、借入の内容・返済条件を変えていくことで再生可能と考え、実行。3年分の経営計画・収支計画・資金計画を作成し、取引金融機関に提出の上で、
  1. その時点で返済期限が過ぎていた短期借入については、18ヶ月の長期返済に組み換え。
  2. 他、返済負担の大きい短期借入を、1回の返済金額の小さな長期借入に借り換え(返済金額を月間600万円から200万円に)。
  3. 新規金融機関との取引を開拓し、融資の実行を受けることで、借入の総額を維持。
  4. 経営計画実行の継続的な管理、見直しと金融機関宛の報告資料作成。
  5. 資金的に支払日が回収日より10日程先にきてしまっていたことから、仕入先に交渉し回収日が先にくるよう変更。これにより借入とは別に資金効率が上がった。
結果 以上の実行により、その時点での赤字による手元資金の流出・借入返済困難な状況を解決。本業の安定的な黒字により、危機を乗り越えた。

卸売業

状況 仕入先からの慢性的なコストの削減要請により利益率を上げられない中、何とか経営を続けていたが、メイン銀行より「今後の貸出は困難」との通知がきたことにより苦境に立った。それまで、銀行との付き合いという名目でかなりの協力もしてきており、関係は良好で借りれないことはないとの認識しか持っていなかった。突然のことだったので、翌月の仕入資金の支払がそのままでは不能と思われた。
対応 企業診断のところ、本業の赤字を副業の不動産賃貸収入で埋めていることが明らかになり、金融機関もそれを重くみていることが明らかになったため、
  1. 不動産賃貸部門を独立、別会社化して収益を分離。新会社の方では不動産建設の分の返済のみを引受し、通常の黒字会社として存続。
  2. 本体の方でも黒字化するため事業を見直し、改善計画を策定。借入については他の取引期間から肩代わりを含む新規融資を受けることで長期借入の金額を維持。直近の支払については、売掛債権担保融資の導入により資金を確保。
  3. 改善計画の実行管理。
結果 以上の実行により、当面の支払危機を解決。現在は改善計画に取り組み、業績も回復傾向にある。